メルケル首相、送別曲にパンクロック選ぶ 独で退任式

メルケル首相、送別曲にパンクロック選ぶ 独で退任式
以下は、記事の抜粋です。


ドイツの首都ベルリンの国防省で12月2日、メルケル(Angela Merkel)首相(67)の退任式が行われた。メルケル氏は送別の曲として、共産主義政権時代に「パンクのゴッドマザー」と呼ばれた歌手ニナ・ハーゲン(Nina Hagen)のヒット曲を選び、周囲を驚かせた。

ドイツでは今月8日、議会が社会民主党(SPD)のショルツ(Olaf Scholz)現財務相をメルケル首相の後任として正式に選出し、16年間続いた保守政権から中道左派政権へと移行する。

2日夜の式典では、正装した兵士たちが火のついたたいまつを持ち参加し、鼓笛隊が演奏する伝統的な軍楽に加え、首相自身が選んだ曲目が流された。

歴代首相では、コール(Helmut Kohl)氏がベートーベンの「歓喜の歌」を、シュレーダー(Gerhard Schroeder)氏がフランク・シナトラの「マイ・ウェイ」を選んだが、メルケル首相は東ドイツのポップソング、ニナ・ハーゲンの「Du hast den Farbfilm vergessen(カラーフィルムを忘れたのね)」を選んだ。

記者会見で選曲について聞かれると、共産主義の東ドイツで過ごした若い頃に聴いた思い出の曲だと説明。「この曲は私の青春のハイライトだった」と語り、「この曲も東ドイツで生まれ、偶然にも、かつて私の選挙区だった地域では今でも流れている。だから全てが今日に合っている」と語った。


以下は、1974年のニナ・ハーゲンの「Du hast den Farbfilm vergessen」の動画です。Wikiによると、この曲は「1974年に東ドイツの音楽チャートでトップになった[2]。この歌は国によって検閲されなかったが、当時は単調で灰色の社会主義東ドイツへの批判として理解されていた。 歌のコミカルな言葉の二重の意味は、一般の人々と政治局のエリートの両方によく知られていた[3]。2003年に行われた調査では、東ドイツ人の約40%がこの曲の歌詞を歌うことができたと報告された[4]。」そうです。「マイ・ウェイ」を選ぶよりも何百倍もカッコイイです。

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