以下は、記事の抜粋です。
ハトは数を理解する能力があるとする実験結果を、ニュージーランド・オタゴ大の心理学者らが12月23日付のサイエンス誌に発表した。
抽象的な数の概念は、サルが持つと報告されているが、ハトの能力もこれに匹敵するという。研究チームはまず1年がかりで3羽のハトを訓練。1~3個の図形を含む画像を、数が少ない順にくちばしでつつくようにした。
このハトに、1~9個の様々な図形を示した画像2枚を見せる実験をしたところ、ハトは図形の色や形に関係なく、数が少ない方を正しく選んだ。数の概念を理解して大小を比較したことになる。
研究チームのDamian Scarf氏は「場所ごとに食物が多いか少ないかを比べられると、生存競争に有利だ。それで、数に関する能力も発達したのだろう」としている。
元論文のタイトルは、”Pigeons on Par with Primates in Numerical Competence”です(論文をみる)。
ハトを訓練するのには、下図のAに描かれているような絵を用いたようです。1個から3個までしか訓練されていないにもかかわらず、7個と9個でも区別できるようになったようです。B~Dにあるようにサル(エンジ色)とハト(紫色)はほぼ同じ能力です。サルとハトの数える能力が同じというのはなかなか信じがたいですが、このデータをみると本当のようです。誰かタコでやってくれないかなあ?
コメント
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なぜイカでなく、タコなのでしょう?
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>あ*さん
2010年のサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の時、パウル君というタコが、決勝トーナメントの勝敗をピタリとあてて話題になりました。これらの例から「タコは賢い」と考えている人が多いようです。無脊椎動物の代表として登場して欲しいと思いました。
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『アレックスと私』はお読みになりましたか?
ヨウムは私より賢いかも…
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人間が思っているよりずっと、他の生物は賢いのではないかと思われます。
ただ、意思疎通が難しいために誤解しているのかもしれません。
タコでもぜひ‼…でも、タコの意思は理解できるのかなぁ。