白人至上主義者、暴力あおる投稿 ツイッターで極左なりすまし
以下は、記事の抜粋です。
米ツイッター社は2日までに、白人至上主義者が極左運動「アンティファ(ANTIFA、反ファシスト)」に偽装したアカウントをつくり、白人警官による黒人男性暴行死事件を受けた全米のデモ参加者に向けて暴力をあおる投稿を繰り返したとして、このアカウントを停止した。
現在、この投稿は読めないが、NBCテレビによると、デモが激化した5月31日夜、「今夜がその時だ、同志たちよ」「今夜、住宅地、白人地域に入り込む」などと扇動していた。
トランプ政権はデモ暴動化の背後にアンティファがいると主張し、テロ組織に指定すると表明。暴徒化には極右の関与も指摘されているが、右派には自分の支持者が多いためトランプ大統領は批判していない。
トランプ氏はこれまで白人至上主義者を擁護するような発言をしており、今回もデモ参加者が訴える米社会の構造的な人種差別について反応を示していない。
政府などの体制側が反体制運動のグループにスパイを送り込んで、反体制運動を先鋭化・過激化に誘導させることで、民心の離反とリーダーの拘束による運動の弱体化を画策するのは、外国との関係を悪化させて国民の不満を外へ向けるのと同じような常套手段です。
日本でも、戦前の特高警察が多くのスパイを労働運動や反政府地下組織に送り込み、過激な行動を扇動して、中心人物の逮捕によって運動や組織をさせたと言われています。過激な発言や行動は魅力的なものですが、引き込まれないようにしましょう。スパイの特徴は逮捕されてもすぐに出てきて活躍することです。
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