徳島新聞系列の四国放送の元アナウンサーだった遠藤市長が「総踊り」を中止した阿波おどり閉幕

総踊りで迷走した阿波おどり閉幕 来場者減で「損失25億円」試算も
以下は、記事の抜粋です。


総踊り中止騒動で荒れた徳島市の阿波おどりが8月15日、4日間の幕を閉じた。遠藤市長が赤字問題を解消するため、入場料収入を増やそうと人気が集中する総踊りの中止、4つの演舞場に人気「連」(踊り手グループ)や観客を分散させる演出を導入。これが荒れた原因だった。

地元関係者は「遠藤市長を委員長とする『阿波おどり実行委員会』は累積4億円の赤字を解消するために総踊りを中止したが、それが裏目に出て、観光客が激減。観光収入で考えると前年比で約25億円の減益が予想されています」と明かす。

阿波おどりは昨年まで、徳島新聞社と観光協会が共催していたが、徳島新聞のプラチナチケット独占化が問題視されてきた。観光協会と徳島新聞が対立していたところに、徳島新聞系列の四国放送の元アナウンサーだった遠藤市長が就任。市は観光協会を解散させた。遠藤市長が委員長の実行委員会は6月、市の赤字を何とかしようと総踊りの中止を発表した。

これに14の人気連をまとめる「阿波おどり振興協会」が反発。振興協会に所属する14連の1,500人規模が13日に総踊りを強行した。ほかの19の人気連はこれに加わらなかった。

しかし、元観光協会関係者は「観光客は総踊りが見たくて来る人が多いんです。クライマックスの総踊り中止が6月に広く知られたため、観光客が激減した」と語る。2016年、17年と阿波おどり見物に訪れた観光客は約123万人。ところが、今年の観光客数は約108万人と、記録が残る1974年以降、最少だという。

「観光客が阿波おどりに消費する金は1人2万円と言われているんです。1割減ったということは約24億6000万円の損失。4億円の市の赤字を解消しようとして、この損失ですよ」(地元のテレビ局関係者)市の失敗で、今後も総踊りを巡るバトルは続きそうだ。


徳島の人以外にはほとんど関心がないかもしれませんが、何となく気になるので阿波踊りの行方を気にしています。以前、徳島大に通っていた友人が、「徳島には阿波踊りしかない!」と断言していたのが印象に残っていたからです。

上の記事をみて、「総踊り」の中止で徳島新聞社に利益誘導しようとした遠藤市長が、徳島新聞系列の四国放送の元アナウンサーだったことを知りました。「損失25億円」は誇張だと思いますが、地方都市を舞台にした西村寿行の小説の世界みたいです。

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