祖父母と一緒に過ごす時間があった子供の方が、後にがんを発症するリスクが高い

「孫活」で高まる子供のがん発症リスク、英研究が指摘
以下は、記事の抜粋です。


グラスゴー大学などの研究者らは、入手可能な過去の研究結果を全て見直し、システマティック・レビューを行った。その結果、祖父母たちに見られる一般的な行動の多くが、孫の健康には良くないことが確認された。さらに、祖父母のそうした行動の多くは、孫の親たちとの力関係にも関連があると見られることも分かった。

祖父母たちには、孫の関心をより強く自分たちの方に引きつけ、愛情を得たいという気持ちがあるのかもしれない。そのために、次のようなことをしてしまうのだと指摘される。

・食べ物を与えすぎる
・健康に悪い食べ物を与える
・テレビなどを長時間見ていること、動かずにいることを許す

一方、祖父母の日常的な習慣が、孫に悪影響を与える場合もある。喫煙がその一つだ。喫煙する祖父母のそばにいれば、孫には受動喫煙のリスクがある。さらに、孫がたばこを吸い始めるきっかけになる可能性もある。こうした祖父母の行動は全て、孫の肥満、不健康な食事、運動不足、喫煙につながる可能性がある。これらは全て、がんの発症リスクを高めるものだ。

この記事を読んでいるあなたが孫の立場なら、おじいちゃんやおばあちゃんたちには、あめやテレビを見る時間であなたの愛を買おうとする一面があることに注意しておくことだ。


元論文のタイトルは、”A systematic review of grandparents’ influence on grandchildren’s cancer risk factors”です(論文をみる)。

これまでの資料を総括するような定性的な研究ですので、それほど強いエビデンスではないですが、それなりの説得力があります。孫のいるヒトは気を付けてください。

コメント

  1. 「祖父母たちに見られる一般的な行動の多くが、孫の健康には良くないことが確認された。さらに、祖父母のそうした行動の多くは、孫の親たちとの力関係にも関連があると見られることも分かった」
    …それは、単なるPTSD負の連鎖でしょう。
    祖父母たちが孫の親たちを暴力、カネ、心理操作で制圧していれば、PTSD負の連鎖を成就してしまい、結果的に、孫が自分の歴史的身体に鑑みて、自分の人生を展開できにくくなるため、PTSD負の連鎖としての「病い」が起きます。癌も、そのひとつ。
    その場合、パスカルの病いの善用を祈ることが吉でしょう。
    https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%91%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%AB+%E7%97%85%E3%81%AE%E5%96%84%E7%94%A8+kmomoji1010

    なお、病の善用を何に祈るかは言わないことが、ドーキンスから揚げ足取りをされないためにはポイントでしょう。
    https://ameblo.jp/scg425/entry-12331623034.html#cbox
    1. 「病の善用を祈る」
    「恐れは幻想」なら
    「神は妄想」とドーキンスに揚げ足取りをされますので、
    記事のタイトルは、お奨めしません。

    「『恐れ・不安・不満・不平・暗い・裁く・貶す・悪口を言う・恨む・怒り・嫉妬・妬み』という神さまらか遠ざかる態度・行ない」は、
    パスカルに倣って「病の善用を祈る」ようにすれば避けられますので、そうすれば良いのです。「誰に祈るのか?」は、思想信条の自由がありますので、来談者の自由です。

    どうも、お邪魔しました。
    あ* 2017-11-27 09:40:06

    5. Re:Re:「病の善用を祈る」
    >からだとこころの養生法@はり灸院ルオントさん

    お返事ありがとうございます。

    志賀直哉『小僧の神様』
    どころか、もっと古くから
    「便所の神様」
    がいますので、そこが日本人の集合的無意識の現状ですよね。
    あ* 2017-11-29 11:26:40
    ===コメント5内容おわり===

    どうも、お邪魔しました。

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