ヒアリの第3弾です。ヒアリについて役に立ちそうな情報が2つあったので、紹介します。
ヒアリ咬傷によるアナフィラキシー
以下は、記事の抜粋です。
ヒアリに噛まれた時はハチに刺されたときと同じ対応であり、ヒアリ特有の対策が必要というわけではない。」「軽症で済むことがほとんどだが、稀に命の危険にさらされる可能性がある。
ハチ刺傷と同じく刺された直後20~30分程度は安静にし、体調の変化がないかを確認する。軽症であれば、抗ヒスタミン軟膏(時にステロイド含有軟膏も)を塗り、水で患部を冷やし、全身症状が見られれば医療機関を受診する。
医療機関に搬送されるほど重篤な場合はアナフィラキシーを念頭にまず、呼吸循環管理を行う。局所症状のみであれば、アイスパックなどでの冷却やステロイド剤を用いて疼痛管理や腫脹対策を行う。中毒症状が強い場合やアナフィラキシーを生じている例では、気道の確保と酸素吸入、輸液を行いアドレナリンを筋肉注射する。さらに、必要に応じて抗ヒスタミン剤、ステロイド剤、気管支拡張剤を投与する。
次は、アメリカ南部(ヒアリが定着しているところ)に住んでいる方の医師サイトm3カンファレンスへの投稿です。
アメリカ南部に在住していますが,こちらではすっかりヒアリ(fire ant)が定着しています。
僕も娘も刺されたことがありますが,アリとは思えないほど痛みます。初回だったためか腫れはそれほどありませんでしたが,同僚は複数回刺されたあと足がパンパンに腫れて靴が履けなくなっていました。
数日前にヒアリによる死亡例が確認できなかったとして環境省がホームページの記載を変更したという話を聞きましたが,こちらでも少なくとも重症のアナフィラキシーや死亡例は聞きません。公園などにも当然のようにいますが,アメリカ人は特に気に留める様子もなく子供を遊ばせています。
予防法は巣を見つけたら近寄らないことに限ります。土でできたドーム状の巣を作るので,発見は容易です。ですが,長ズボン,靴を着用していても巣を踏みつけたりすれば即座に複数のアリが衣服の中まで入り込み,何度も刺すようです。脱ぎにくい靴を履いていると逆に大変,という話を聞きました。
これで、何とかヒアリに対応できると思います。
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