猫は、食べ物を与えてくれる相手として飼い主を必要としているだけ、飼い主に愛着は感じない

残念だが、猫はあなたをそれほど必要としていない(研究結果)
以下は、記事の抜粋です。


最新の研究によると、猫は飼い主に安心や安全を求めていない。猫は食べ物を与えてくれる相手として人間を必要としているという。

研究は「ストレンジ・シチュエーション法」という心理学の実験方法に沿って行われた。この方法は、母親がいなくなった部屋に見知らぬ人が入ってきた場合、赤ちゃんがどのような行動をとるかを観察する。そして赤ちゃんが母親に対してどれくらい強い絆を感じているか評価するのだ。

研究グループは、赤ちゃんを猫に置き換えて実験した。ペットとして飼われている20匹の猫を慣れない部屋にいれ、見知らぬ人と一緒の時、飼い主と一緒の時、そして自分しかいない時の行動を観察した。飼い主たちが「猫は自分に愛着を感じている」と主張する猫を実験対象に選んだ。

その結果、 猫たちは飼い主が部屋から出ていって、知らない人と残された時に少し大きな声でニャーと鳴いた。しかしそれ以外に、猫たちが飼い主に強い愛着を感じているという証拠を見つけることができなかった。

「人間の場合、世話をしてくれる相手に愛着を感じていれば、慣れない状況下では相手の近くにいようとします。そして相手と離れると悲しみ、戻ってくると喜びを表します。しかし、今回の研究ではこの傾向は見られませんでした」そうだ。


元論文のタイトルは、”Domestic Cats (Felis silvestris catus) Do Not Show Signs of Secure Attachment to Their Owners”です(論文をみる)。

上の記事では、”Secure attachment”を「愛着」と訳しているのですが、Wikiには以下のような説明があります。”Secure attachment is classified by children who show some distress when their caregiver leaves but are able to compose themselves and do something knowing that their caregiver will return.”ということは、「相手と離れると悲しみ、戻ってくると喜びを表します。」という行動そのものだと思います。確かにイヌはこういう行動を示します。ネコを飼っていたとき、彼が毎日玄関先で待っていたのは、私ではなくエサだったのですね。

コメント

  1. あ* より:

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    「ネコを飼っていたとき、彼が毎日玄関先で待っていたのは、私ではなくエサだった」かどうかは、不明です。
    今は、いろいろ便利な自動給餌器があるので、普段から猫さんたちが自分たちの好きなようにエサを得ることができるようにしておいて、それでも、飼い主が帰宅したときに出迎えてくれるか?…を試してみては如何でしょうか?

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