BNPとNT-proBNPの比較

BNPとNT-proBNPの比較:専門家による見解
私自身のためのメモです。


KEY TAKEAWAYS
●血管作動性ペプチドであるBNPは、NT-proBNPよりも半減期が短いです。NT-proBNPは、循環時間が長い傾向にあり、早期の心不全を検出できます。
●ARNiはBNP濃度に影響を及ぼしますが、NT-proBNP濃度には影響を及ぼしません。他のデータから、治療の経過観察および心不全患者の管理において、BNPよりNT-proBNPの方が有用性は高いことが示されています。

BNPはホルモンとして生物学的活性を示すのに対し、NT-proBNPは、生物学的活性を有さない。

BNPの半減期ははるかに短く、NT-proBNPの半減期は長いです。結果として、NT-proBNPは血流中を高濃度で循環します。つまり、比較的高いレベルで循環するため、より高感度で、より早期の心不全を検出する可能性が高いことを意味します。

診断能力と予後予測能力の点では、両者はほぼ同じです。しかし、患者管理や治療の経過観察の点でこれらのマーカーの有用性を見ると、NT-proBNPの方が使用を支持するデータが明らかに多く存在します。

さらに、心不全に対する最新の治療が登場していますが、中でも特にARNiクラスの心不全治療薬はBNPの分解を阻害するという点でBNP濃度に影響を及ぼします。つまり、ARNi投与患者でBNP濃度が大幅に上昇することを意味しますが、NT-proBNP値は影響を受けません。


以下は、「bnp nt-probnp どちらが良い」というキーワードでグーグル検索を行った際に、勝手にAIがつけたコメントからの抜粋です。


血清で測定でき、採血後の検体の安定性に優れているため、生化学検査と同一の採血管で依頼することができ、患者さんの負担を軽減できます。

NT-proBNPは腎臓でのみ代謝されるため、腎疾患ではより影響を受けやすくなります。また、高齢者でも一般に両ペプチドとも血中濃度が上昇します。


BNPは、昔の研究で親しみがあり、心不全の可能性がある時は、BNPを測っていたのですが、今後は、NT-proBNP(N terminal pro B-type natriuretic peptide)を測るようにするつもりです。

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