SGLT2阻害薬ダパグリフロジンを承認――FDA
以下は、記事の抜粋です。
米国食品医薬品局(FDA)はこのほど、SGLT2阻害薬ダパグリフロジンを成人2型糖尿病患者の治療薬として承認した。
腎尿細管からのグルコース再吸収を阻害するSGLT2阻害薬は、食事療法および運動療法と併用することで血糖を低下させる薬剤だ。
ダパグリフロジンの安全性と有効性は、2型糖尿病患者9,400例以上を対象とした臨床試験で確認された。最も一般的な副作用に真菌感染および尿路感染があり、より重篤な副作用として脱水、それに伴う低血圧や失神が挙げられている。
臨床試験ではダパグリフロジン服用患者に異常な数の膀胱癌発症が報告されたため、進行性膀胱癌患者への同薬投与は推奨されない。ダパグリフロジンはブリストル・マイヤーズ・スクイブ社とアストラゼネカ社から製造・販売される。
すでに欧州やオーストラリアなど38ヵ国で、食事療法・運動療法に加えた治療薬として承認されているダパグリフロジンがアメリカでも承認を得たというニュースです。日本でも、6成分のSGLT2阻害薬(ナトリウム・グルコース共輸送体2阻害薬)が申請中です。2014年中に一気に発売されることが予想されます。
「SGLT2阻害薬 情報ファイル」に良くまとめられているので、興味のある方はそちらをご覧ください。
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