耳たぶのしわは危険なサイン?
知りませんでした。以下は、記事の抜粋です。
普段の生活では耳たぶをマジマジ見ることはないでしょうが、一度じっくり見てみてください。写真のような深いしわがみられる人は、しわがない人に比べて約3倍心臓疾患で亡くなりやすいというのです。
これはアメリカのシカゴ大学で実際に8年間研究された結果だそうです。日本でも同じようなデーターが心臓病学会で発表されていて、逆に耳たぶにしわがなかった人は心血管疾患の合併率が低いというのです。
柔らかい耳たぶには脂肪組織が多く、毛細血管によって血流も豊富です。しかし動脈硬化が進行して血行が悪くなると脂肪組織は委縮し耳たぶの表面に深いしわが生じるのだそうです。末梢の細い動脈と心臓の冠動脈のように太い血管では血管の構造が違い、直接比較はできないとは思いますが、少なくとも統計的にはそういった傾向があるようです。
特に高血圧や糖尿病、高脂血症などの持病があり、写真のように耳たぶに深いしわがある方は一度主治医に相談してみてはいかがでしょうか。心疾患の早期発見につながるかもしれません。
まったく知りませんでした。以後、気を付けて耳をみるようにしてみます。以下は、関連記事です。
動脈硬化症の身体所見
●耳朶の皺は、Frank STが冠動脈疾患との関連性を1973年に報告し、Frank signともいわれる。
●耳朶にみられる後下方に走る皺を指し、今日までに多数の追試やメタ解析がされている。
●本邦でも1992年の横断研究で動脈硬化症との関連があると結論づけている。
●両側性であれば有意である可能性が高い。深さや長さについては関連は乏しそうである。
●皺が垂直方向だと心血管イベントの発生との関連が低い可能性も示唆されている。
コメント