モデルナ2価ワクチン候補、オミクロン株に対する抗体反応で優越性確認
ついに、コロナにも2価ワクチンが登場しそうです。以下は、記事の抜粋です。
2022年6月13日、Moderna社はオミクロン株を含む2価追加接種ワクチン候補 mRNA-1273.214について、同社の承認済みのワクチンmRNA-1273(商品名:スパイクバックス筋注)の追加接種と比較して、オミクロン株に対する抗体反応で優越性が示されたことを発表した。
mRNA-1273.214は、mRNA-1273の有効成分と変異株であるオミクロン株を標的とするワクチンの有効成分候補を含有する、2価追加接種ワクチン候補である。
ベースラインの血清反応陰性被験者において、mRNA-1273.214は、mRNA-1273の追加接種(50μg)と比較した場合、オミクロン株に対する中和抗体反応など第II/III相臨床試験のすべての主要評価項目を達成した。
mRNA-1273.214の追加接種により、オミクロン株に対する中和幾何平均抗体価(GMT)についてベースライン値の約8倍の増加が確認された。また、主要評価項目である祖先ウイルスSARS-CoV-2に対する非劣性が達成された。
安全性については、mRNA-1273.214を50μg追加接種したときの忍容性はおおむね良好であり、副反応はmRNA-1273を50μg追加接種したときと同程度だという。
Modernaは数週間以内に、今秋の追加接種でのmRNA-1273.214の使用許諾に向けた承認申請を予定している。
オミクロン株の配列がもともとワクチンが設計された野生株とはかなり異なるために、オミクロン株に対する反応性があまり良くないことは、オミクロン株の登場以来ずっと指摘されて来ました。
できれば、これに留まらず子宮頸がんワクチンのように11価とは言いませんが、インフルエンザウイルスのワクチンも混ぜた混合ワクチンを早く作って欲しいと思います。
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