以下は、記事の抜粋です。
チョコレート消費量が多い国ほど、ノーベル賞受賞者を輩出する確率が高い―こんな研究結果がニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌に発表された。
チョコレート消費量とノーベル賞受賞者を輩出する確率に相関関係を見いだしたのは、米ニューヨークの病院に勤務するフランツ・メッサーリ医師。同医師はこの相関関係を、ココアやワインに含まれる抗酸化物質フラボノイドが、認知力テストで高得点を獲得することに関係するという研究から思い付き、23カ国のチョコレート摂取量とノーベル賞受賞者数の人口比を調べたという。
その調査結果によると、最も相関関係が見られたのはスイスで、スウェーデン、デンマークがそれに続く。スイス出身のメッサーリ医師は「スイス人は平均で、1本当たり85グラムのチョコバーを年間120本食べる」と話す。同医師はこの研究をばかげているとしながらも、データは合理的だとしている。
また、2001年にノーベル物理学賞を共同受賞した米国人物理学者のエリック・コーネル氏は、チョコレート消費量は国の富に関連し、質の高い研究も国の富に関連すると指摘。ゆえに、「チョコレート消費量と質の高い研究に関連性があると言えるだろう。ただし、直接的な因果関係はないが」と付け加えた。
この記事が書いている「研究結果」は、The New England Journal of Medicineに論文として発表されたものではなく、”Occasional Notes”として掲載されています。タイトルは、”Chocolate Consumption, Cognitive Function, and Nobel Laureates”です(Notesをみる)。
NEJMはときどきジョークの効いた面白いコメントを載せるので、その1つだと思います。まじめに議論するようなものではないと思います。
下の図をみると、本当にきれいな相関関係があること、日本はまだまだ発展途上というか不利な立場であること、スウェーデンはちょっとずるいかもしれないこと、などなどを考えました。
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