アメリカでは、ワクチン接種済みの人がデルタ株の拡大を助けている可能性がある

米専門家、ワクチン接種済みの人がデルタ株の拡大を助けていることは「疑いようがない」
以下は、記事の抜粋です。


ワクチン接種を済ませた人は、新型コロナウイルスのデルタ株の感染が広がったとしても、重症化したり、死亡する可能性は低いだろう。だが、2度のワクチン接種を済ませた人が無症状のまま、周囲にウイルスを広げる可能性はある。

ホワイトハウスに助言をしている感染症の専門家は、ワクチン接種を済ませた人も引き続き、マスクを着用すべきだと話している。

ワシントン大学のChristopher Murray所長は、疾病予防管理センター(CDC)のデータがウイルスの本来の広がりを覆い隠している可能性があると強調している。CDCのガイドラインでは、ワクチン接種を済ませた人の検査は、症状がない限り行わないとされていることから、Murray所長は「ワクチン接種を済ませた個人間の感染を、大量に見逃しているだろう」と話している。

ワクチン接種を済ませた人の中には、ウイルスに感染し、頭痛や鼻水といった風邪のような比較的軽い症状を見せる人もいるし、感染しても自覚症状が一切なく、”サイレント・​スプレッダー(無症状のままウイルスをまき散らす人)”になる人もいる。

スコットランドでは、人口の半数以上が2度のワクチン接種を済ませていて、71%は少なくとも1度目のワクチン接種を受けている。ところが、スコットランドは現在、最悪の感染状況に陥っている。

「ワクチン接種率の高さを考えると、(接種を済ませた人が)感染を拡大させる役割を果たしていないと、スコットランドにおける爆発的な流行を説明できません」とMurray所長は言う。

「わたしたちのモデルでは、ワクチンに控えめなマスクの利用を組み合わせるだけでも、デルタ株にブレーキをかけることができると見ています」とMurray所長は話している。


記事にも書かれていますが、ワクチン接種を済ませたヒトは、感染する確率が低く、感染してもウイルス量が少ないので他人に感染させる可能性は低いとも考えられます。

要は、接種後もマスクをして暮らすことがデルタ株との戦いには必要だということです。日本は大丈夫かもしれません。

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