遠くからでもできること、すべきでないこと、被災地の人々に迷惑をかけず助けとなるための行動法まとめ

遠くからでもできること、すべきでないこと、被災地の人々に迷惑をかけず助けとなるための行動法まとめ

以下は、記事の抜粋です。


被災地から遠く離れた場所でニュースを見て無力感にうちひしがれ、テレビやネットの報道に張り付いて食事もとれないという人、「いますぐ何かできることがしたい」と焦ってしまっている人も多いのではないでしょうか。しかし焦って行動すると、善意が無駄どころか邪魔となることもあります。被災地ではもちろんですが、被害を受けなかった場所でも落ち着いて行動することが重要です。

むやみに被災地へ向かおうとしないこと
まずは「役に立つ」人が現地へ到着できることが最優先であり、そうではない人は「何かできることがあるかもしれない」と思ってもむやみに被災地へ向かうべきではありません。「必要とされたら行く」ようにしてください。

回線や道路や鉄道を混雑させないこと
むやみに被災地の知人に連絡を取ろうとしないこと。まだ家族や恋人の安否がわからないという人々のために電話回線を混雑させないことが重要です。アクセスが集中しそうなサイトを見ようとしないことなども本当にその情報を必要としている人のためにできることです。自分の行動は本当に「役に立つ人」の邪魔になっていないか?と想像力を働かせたいものです。

むやみに情報を拡散させないこと
Twitterやチェーンメールの情報を信用しないこと。むやみにメールを転送したりせず、情報源を確かめ、拡散させる前に「その情報がデマだった場合誰の迷惑になるか」ということを考えてください。

むやみに物を買い込まないこと
ガソリンを入れに行こう、水や電池を買いに行こうとする前に、その行動が誰の迷惑になるかを考えること。物資が不足し物価の上昇につながればしわ寄せを受けるのは被災地の人々です。

むやみに救援物資を送ろうとしないこと
現在、個人からの支援物資はどこも受け付けていません。輸送経路も確保できていません。「被災地までのルートを混雑させるべきでない」というのは「人」だけでなく「物」にも当てはまります。

節電・節水
個人でも節電・節水をしている人は多いかと思われますが、それは今すぐに個人レベルでできることで実際に被災地の人々の助けとなる方法かもしれません。1人1kwh(洗濯機を2~3回運転する程度)でも1000万人なら1000万kwh。福島第一原子力発電所の1号機(電気出力46万kw)約22時間分の電気量となります。
なお、東日本と西日本では異なる周波数を変換する必要があり送電できる量(100万kw)が限られているため、自分の住んでいる地域の情報を確かめ「節電すべき」か「最大限の経済活動を継続させるべき」かよく考えて各自判断を行ってください。

募金
1人100円でも1億人が寄付すれば100億円、1万円を1000万人が寄付すれば1000億円。募金を装った詐欺に注意し、義援金が確実に被災地へ届くよう、信頼できる団体を通じて送りたいものです。

註:以下のように、募金のやり方によっては税制上の特典を受けることができます。
募金団体を通じた義援金等に係る税務上の確認手続きについて

献血
たとえ実際に自分の血液が誰かに輸血されることがなくても、常に新鮮な血液が各所に豊富に用意されていることが重要。不足状況や献血ルームの混雑状況を事前に調べ、献血ルームを混雑させないようにしましょう。

まとめ
まずは落ち着いて、限られたリソースやマンパワーを必要とされている場所へまわせるように、事故や火事を起こさず、病気やケガをせず、健康管理に気をつけること。必要とされたときに助けとなることができるよう、元気でいましょう。


非常に良いまとめだと思ったので、「むやみに情報を拡散させないこと」とはありましたが、拡散させていただきました。

一昨日の夜、米がなくなったので近所のスーパーに行ったら、2kgの「あきたこまち」が数個残っているだけでした。スーパーの周辺は、阪神大震災で被災した地域ですが、このような地域でも(だから?)多くの人々が「買いだめ」に走ったことに愕然としました。

震災の影響で学会開催は軒並み中止・見合わせになりました(ニュースをみる)。3月22日開催予定の日本薬理学会(横浜)は中止です。4月に開催予定の学会は、開催を決めたものも中止を検討しているものもあります。

日本経済全体の活性の低下も被災地にはマイナスだと思いますので、このような中止は悩ましいところです。できれば完全な中止ではなく、放射線学会のとった1ヶ月延期してWeb開催ぐらいにするのが、代案としては良いのではと思いました。

医学部卒業生による教授の謝恩会も中止になったそうです。私は、欠席予定でしたが、欠席教授のビデオレター・メッセージの撮影も中止になりました。全教授がビデオレターになるのかと思ったので少し驚きました。マア、あまり学生に謝恩されるようなことはしてないですが、、、、、

いずれにしても、過度の反応や自粛は避け、普通に過ごしたいと思います。

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