白斑治療、JAK阻害薬のクリーム剤が有望

白斑治療、JAK阻害薬のクリーム剤が有望
JAK阻害薬のクリーム剤が、昨日紹介したアトピー性皮膚炎に続いて、白斑にも有効の可能性という記事です。以下は、抜粋です。


白斑は慢性の自己免疫疾患で、皮膚の脱色とともに生活の質の低下をもたらす。白斑には承認された治療薬がなく、現行の適応外療法の効果は限定的である。JAK阻害薬ルキソリチニブ(本邦では骨髄線維症、真性多血症の適応で承認)のクリーム製剤が、治療選択肢となりうることが報告された。タフツ・メディカルセンターのDavid Rosmarin氏らによる第II相多施設共同二重盲検無作為化対照試験において、ルキソリチニブ・クリームの治療により、かなりの白斑病変で再色素沈着が認められ、忍容性は検討した全投与量で良好であったことが示された。


元論文のタイトルは、”Ruxolitinib cream for treatment of vitiligo: a randomised, controlled, phase 2 trial(白斑の治療のためのルキソリチニブクリーム:無作為化対照第2相試験)”です(論文をみる)。

まだ第2相試験ですが、これまで治療のなかった白斑に対して治療選択肢ができる可能性が出てきたのは素晴らしいと思います。JAK阻害薬がいろいろな病気に試されていると思います。

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