企業は、手書き履歴書の廃止を!

履歴書の作成、手書きと PC のどちらが好ましい？――アイシェア調べ

以下は記事の抜粋です。

もしも採用担当者になったとしたら、履歴書のどの部分を重視するのだろうか。アイシェアは同社のサービス会員に対し「もしも人事に関する意識調査」を実施、2009年8月10日、調査結果を発表した。

まず、自分が職場の採用担当だったとしたら、履歴書の書き方を重視するかを聞いたところ、「とても重視する」としたのは28.1％。「ある程度重視する（58.0％）」と合わせると86.1％もの人が重視すると回答した。

またこれらの人に、手書きと PC どちらで作成した履歴書が好ましいかを問うと、「手書き」が50.7％と半数を超え「PC」はわずか4.3％であった。しかし、45.0％は「どちらでもよい」と回答しており、そこまで手書きを重視していないという人も多いようだ。

就職活動シーズンになると、セミナー室のテーブルで履歴書を書いては失敗し、また書き直すことを一日中繰り返していた学生を見かけることがありました。時間と労力と紙のムダです。就職担当者にしても、手で書いた履歴書よりもプリンタで印字されたものの方が読みやすいはずです。

手書きの履歴書を重視するということは、どうでも良いことにこだわり、不必要と思う命令でも盲目的に従う人材を求めているのでしょうか？そうではない筈です。

英語圏の企業や大学の就職において、「手書き」を求められるのはサインだけです。グローバル・マーケットをめざす企業は、採用に当たって手書きの履歴書を要求しないことを明記し、世界標準の人事採用システムを整えてほしいと思います。その方が良い人材を集められるはずです。

大学院修士課程の学生は、就職活動にかなりの時間と労力をかけます。学生が就職活動から多くを学び、学習や研究と両立しやすい状況をつくるために、企業トップと人事担当者の協力をお願いします。