「問題発覚から処分まで1年近く時間がかかったのは、確認することが多かったからだ」という理事の珍答については、先日のブログで書きましたが、私の処分についてのプレスリリースから1週間、マスコミ報道が一段落しました(産経、読売、神戸、日刊スポーツ(共同通信)、朝日)。
報道した5社すべてに共通するコメントはありませんが、拡散防止措置違反の事実だけを報道している日刊スポーツ(共同通信)を除いて、朝日の「悪質」を「反倫理」と解釈すると「反倫理」という言葉が共通しています。結局、大学によるプレスリリースでマスコミ各社が受けた印象は、「法律違反+反倫理」のようです。
「反倫理」について、具体的に書かれている事は、「長く監督・指導を怠った」こと(神戸、朝日)です。「監督・指導責任」を「反倫理」とマスコミは理解したようです。
確かに、「監督・指導責任」を指導教授に問うというのは、わかり易いし、私も責任があると思います。しかし、これまでに報告されている66件のカルタヘナ法違反の中で、本件だけが懲戒処分される理由としては、不十分だと思います。このことについては、別の機会に書きます。
マスコミがセンセーショナリズムで動くのは当然としても、大学や文科省はこのような動きに迎合して欲しくないと思います。
コメント
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マスコミと政府、政治、行政の関係については私も思う所はいろいろありますが
それはともあれ、研究室がまた元の様に
活気ある場所になることを願ってます。
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>一卒業生さん
仕事中コメントありがとうございます。