梅の花が街角で綺麗に咲いています。
これまでは、梅とかあまり気にならなかったけど、厳しい環境の中で花を咲かせるのは、桜より立派かな?などと考えます。
庭上一寒梅 笑侵風雪開 不争又不力 自占百花魁 (新島襄)
上の詩は、日本人が寒梅をよんだ漢詩としては、一番有名らしい。日本語的によむと、「庭の一輪の梅は、笑って風雪をのりこえて開花する。争わず、つとめずして、春一番の花を咲かせる。」だそうです。新島さんは、寒梅が好きで、「真理似寒梅(真理は寒梅に似たり) 敢侵風雪開(あえて風雪を侵して開く)」という詩も残しています。留学生のZさんによると、「本物の」漢詩では韻をふむのに、これらの詩にはそれがないとのことでした。たぶん、新島さんも作るときに中国語の発音を意識していなかったみたいですね。
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