大阪市 少女像問題でサンフランシスコとの姉妹都市解消へ
以下は、記事の抜粋です。
大阪市の吉村市長は、アメリカ・サンフランシスコの市長が慰安婦問題を象徴する少女像などの寄贈の受け入れを承認したことを受けて、「姉妹都市の信頼関係は消滅した」とするコメントを発表し、姉妹都市を解消する考えを示しました。
大阪市の姉妹都市のアメリカ・サンフランシスコの市議会は、11月14日、中国系アメリカ人の団体から慰安婦問題を象徴する少女像などの市への寄贈を受け入れる決議案を全会一致で可決しました。サンフランシスコのリー市長は拒否権を行使することが可能でしたが、寄贈の受け入れを承認しました。
これについて、大阪市の吉村市長は23日、コメントを発表し、「姉妹都市は強固な信頼関係に基づくものと理解しており、リー市長の行動により大阪市とサンフランシスコ市との姉妹都市の信頼関係は消滅した。今後、姉妹都市解消に向けた内部手続きを行い、来月中には手続きを完了させたい」として、サンフランシスコとの姉妹都市を解消する考えを示しました。
サンフランシスコの「少女像」については、BBCのニュースの記述が客観的だと思います。以下は、その抜粋です。
米サンフランシスコ、「慰安婦」像を正式受け入れ
像は、朝鮮半島と中国とフィリピン出身の若い女性3人が手をつなぎ円を描く様子を描いている。3人から少し離れたところでは、1991年に元慰安婦として初めて名乗り出た韓国の金学順さんを表す像が3人を見つめている。
世界各地に設置された同様の慰安婦像は、日本の反発を招いている。1957年以来サンフランシスコと姉妹都市関係にある大阪はすでに、サンフランシスコが像の寄贈を受け入れるならば姉妹都市関係を解消すると表明していた。
旧日本軍の売春施設では約20万人の女性が留め置かれていたと推定されている。1996年の国連人権委報告は、自ら望んで慰安婦になった売春婦のほかは、調理や掃除の仕事で報酬を与えると誘われた女性、さらには強制的に慰安婦にされた女性が多数いたと書いている。
像の碑文には「この記念碑はいわゆる『慰安婦』と呼ばれる数十万人の女性や少女の苦しみをあらわにするもの。女性たちは1931年から1945年にかけてアジア・太平洋地域の13カ国で、日本帝国軍によって性奴隷にされた」と書かれている。
サンフランシスコの像と同様の像は、韓国をはじめとして、米国、カナダ、オーストラリアにも設置されている。
現在、アメリカでは大物政治家や映画製作者による地位を利用した性スキャンダルが、過去にさかのぼって暴かれています。そのためか、これまでになく性的な問題での人権意識が高まっており、「売春も性奴隷」と考えられるようになっています。吉村氏が、雑誌やネットでよく見られる「強制連行ではなく売春だった」「だから問題ない」とかいう考えで行動しているとすれば完全にアウトです。自民党ですら、姉妹都市解消には慎重です。
2025年によぼうとしている万博はどうなるのでしょう?今回の「姉妹都市解消」は国際的にもアメリカだけではなく広く報道されています。今回の市長の言動は万博の招致だけではなく、参加企業数にもマイナスの影響を与えると思います。
コメント