民進リベラル系に新党構想=希望の公認条件相いれず【17衆院選】
最近のメディアの報道を見ていて、「リベラル」という言葉の意味がわからなくなってきました。以下は、「リベラル」という言葉が多く出てくる記事の例です。
民進党リベラル系の間で9月30日、希望の党に合流できない場合に備え、衆院選前に新党結成を模索する動きが浮上した。希望が、安全保障関連法や憲法改正への賛成を公認の条件にし、リベラル系の主張と相いれないためだ。ただ、衆院選公示(10月10日)まで残された時間はわずか。新党への機運が高まり、結成に結び付くかは不透明だ。
「新しい政党をつくることも選択肢の一つとしないといけない」。旧社会党系グループを率いる赤松広隆元衆院副議長(愛知5区)は30日、名古屋市で記者団の取材にこう言及した。
赤松氏は新党構想の狙いについて「仲間を惜敗率で救う」と語った。同グループは護憲派がそろうが、前原誠司代表が示した方針に従って当初は全員が希望入りを目指した。だが、希望側が、安保法制や改憲に賛成しない人物は排除する姿勢を鮮明にしたため、リベラル系は、政治信条を曲げない限り、希望の公認が得られない可能性が高くなった。
リベラル系の辻元清美幹事長代行(大阪10区)は、記者団に「無所属で立候補する」と明言。逢坂誠二前衆院議員(北海道8区)も希望の姿勢に反発し、無所属で出馬する意向だ。ただ、無所属では比例に立候補できない上、政見放送も行えないなど選挙運動上も不利となる。
民進党代表選でリベラル系の支援を受けた枝野幸男代表代行についても「希望から排除される」(関係者)との見方がある。枝野氏は、記者団から新党結成の可能性を問われたのに対し「具体的にどう行動していくかは、地元の仲間に一任をいただいた」と述べるにとどめた。
デジタル大辞泉
リベラル(liberal)[形動]
1 政治的に穏健な革新をめざす立場をとるさま。本来は個人の自由を重んじる思想全般の意だが、主に1980年代の米国レーガン政権以降は、保守主義の立場から、逆に個人の財産権などを軽視して福祉を過度に重視する考えとして、革新派を批判的にいう場合が多い。自由主義的。「リベラルな思想」
2 因習などにとらわれないさま。「リベラルな校風」
大辞林 第三版
リベラル【liberal】( 名 ・形動 )
①自由を重んじるさま。伝統や習慣にとらわれないさま。また、そのような立場の人。 「 -な考え方」
②自由主義に基づくさま。自由主義の立場をとるさま。また、そのような人。
③穏やかに改革を行おうとするさま。また、そのような立場や人。
英辞郎
liberal【名】
進歩[改革]主義者、リベラル
・He’s financially conservative, but politically liberal. : 彼は金銭に関しては保守的だが、政治についてはリベラルだ。
《Liberal》自由党員◆カナダなどのLiberal Partyのメンバー。
liberal【形】
自由主義の、自由を認める、進歩的な、リベラルな〔人が〕気前の良い、寛大な、物惜しみしない◆【同】generous ; tolerant ; broad minded
十二分な、たっぷりの、豊富な
何度読み直してみても、辻元清美や旧社会党系グループが「リベラル」とは変な感じです。
だいたい、自民党(自由民主党)は”Liberal Democratic Party”だったはずで、旧民主党のリベラル派のことは”liberal democrat”になってしまう、、、単純に「改憲反対派」ではダメなのでしょうか?いずれにしても今回の選挙では、下の図のように、まだまだ「グレー」ですが改憲反対の党だけはまとまりそうです。
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