マラソンは8割以上のランナーに軽度の急性腎不全を引きおこす

マラソンでランナーの腎臓が壊される
以下は、記事の抜粋です。


マラソンは心臓への負担だけでなく、腎臓障害を通じて他の臓器にも悪影響を及ぼす可能性がある。

今回の研究では、2015年にコネチカット州ハートフォードで開催されたマラソン大会の参加者から、血液と尿を採取して分析した。するとランナーの82%が、軽度の急性腎障害にかかっていることが分かった。

損傷はマラソン後2日以内には治る。しかしマラソンでどれだけの損傷を受けるか解明するには、さらに研究の継続が必要だと研究チームは主張している。


元論文のタイトルは、”Kidney Injury and Repair Biomarkers in Marathon Runners”です(論文をみる)。

平均年齢44歳の22名のマラソンランナー(男性は9名)について調べた結果です。例数は少ないですが、82%のランナーがAKIN基準でステージ1及び2の急性腎不全に相当する高いクレアチニン値の上昇を示し、73%が顕微鏡的に急性尿細管障害と診断されたそうです。

記事にも書かれているように、最初にマラソンを走ったランナーはギリシャの勝利を伝えて息絶えたとされています。やはり、そんなに体に良いスポーツではないような気がします。

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