批判記事ですので、以下は記事の全文です。
三重大が、自閉症患者にみられる聴覚過敏の原因の一部を解明した。原因は聴覚神経の興奮異常とわかり、「音がどこから聞こえるか」と問診することで、自閉症かどうかの診断精度を高めることが期待されるという。
自閉症は先天性の発達障害で、コミュニケーションや社会性で障害がある。聴覚過敏の症状も一部患者で確認されるが、原因は不明だった。
三重大大学院医学系研究科の江藤みちる助教(41)らは、自閉症のラットを使って、聴覚に関わる器官や神経系を研究した。
その結果、「上オリーブ複合体」と呼ばれる神経内で、信号を抑制する役割の神経細胞に障害があり、信号が過度に伝達される異常を突き止めた。
この抑制神経は「音がどの方向から聞こえるか」を判断しているため、問診で音が聞こえてくる方向を正確に認識できるかどうかを確認することで、自閉症かどうかを、より正確に判断することにつながるという。
3月13日に三重大で記者会見した成田正明教授(55)は「自閉症の問診で、これまでにこうした項目はなかった。学会などで広く周知していきたい」と話した。
モデル動物(ラット)の結果だけでここまで言っても良いのでしょうか?ホームページによると教授の成田氏は小児科医でもあるので、ヒトでも同じことが言えるエビデンスを何か持っているのかもしれませんが、、、
コメント
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ご紹介の三重大の小児科医は、悪気はないのでしょうが、
人類史レベルの医療の流れが見えていない可能性が高いと思いました。
そもそも「自閉症」とは何か?…が問われて、
十有五年ほどが経ち、
アスペもADHDも崩れてしまったので、
「自閉状態」は、単なる状態像であって
「診断」の精度が問題なのではないことが
世界レベルでは明らかになる流れです。
「自閉状態」にある人の聴覚過敏も、
原爆被爆二世の佐村河内守氏の難聴も、
PTSD現象のなかで理解しなければ、
人類史レベルのPTSD現象学は進めることができず、
黄色いサルの公民権運動も進まないでしょう。
どうも、お邪魔しました。