以下は、記事の抜粋です。
試合前にセックスをしても、アスリートの成績に悪影響は生じないと思われるという研究結果が6月21日号に掲載された。
イタリア、フィレンツェ大学のLaura Stefani氏らの研究。 Stefani氏らは、スポーツの成績に対する性活動の影響を調べ、医学誌にその結果が掲載されている9件の研究をレビューした。
Stefani氏は、「試合前に性活動を控えるべきか否かは、スポーツの世界では意見の分かれる問題である。しかし、性活動が競技結果に悪影響を及ぼすことを示す確固たる科学的エビデンスは認められなかった」と話し、この問題に関する研究はほとんど行われていないことを指摘している。
「この問題は十分に検証されておらず、個人的な経験談として言われているに過ぎないことは明らかである。実際、2時間以内でなければ、性活動はむしろスポーツ成績に有益な影響をもたらす可能性があることを、今回のエビデンスは示唆している」と述べ、アスリートは大きな試合の前日にセックスをすることに罪の意識をもつ必要はないと結論づけている。
元論文のタイトルは、”Sexual Activity before Sports Competition: A Systematic Review”です(論文をみる)。
メタ解析の論文です。論文によると、性行為と運動パーフォーマンスが最もよく調べられているのはエアロビクスだそうで、上記の「2時間以内でなければ」というのもエアロビクスの結果に基づいています。同じエアロビクスで、「性活動から10時間以上経っていれば大丈夫」という結果もあって、それを根拠にスポーツの前日の性活動は問題ないと結論しています。
どうでも良いですが、マスターベーションについてのデータはないそうです。
コメント