スタチン使用に伴う重篤な筋障害はまれ
以下は、記事の抜粋です。
スタチンによる重篤な筋障害への懸念は過大視されている可能性があるようだ。オックスフォード大学のTing Cai氏らの研究グループが開発した新たなリスク予測モデルでスタチン治療の適応となる成人の重篤な筋障害リスクを推定したところ、98%超が低リスクであることが示された。
Cai氏はニュースリリースで、「重篤な筋障害は、スタチンに関して最も広く懸念されている副作用の一つである。しかし今回の結果から、スタチン治療の効果を期待できる大多数の人では、そのリスクは極めて低いことが示唆された」と述べている。
スタチン使用に伴う副作用として最も多いのは筋肉痛であり、インターネット上では「スタチンは活動的な中高年や高齢者の活動を妨げるのではないか」といった懸念が広がっている。そこで研究グループは、178万5,207人分の電子健康記録(EHR)を用いて、スタチン使用に伴う入院または死亡に関連する重篤な筋障害の発症リスクを予測するモデルを開発した。
その結果、検証コホートの99.6%で10年間の重篤な筋障害の発症リスクは10%未満と予測され、スタチン使用に伴う重篤な筋障害の発生は極めてまれであることが示された。また、臨床的にスタチン治療の適応が確認された患者でも98.1%は10年間の重篤な筋障害リスクが10%未満であり、大半が低リスクと推定された。
本研究では重篤な筋障害に焦点を当てているが、研究グループは、筋肉痛や筋肉の違和感といった軽度の症状の多くは、通常、スタチンが原因ではないことにも言及している。また、スタチン治療の適応がある患者の62.5%が、心血管疾患リスクが高いにもかかわらず、実際にはスタチンを処方されていないことも明らかになった。
以前、講談社は「ダマされるな! 医者に出されても飲み続けてはいけない薬」として、クレストール、リピトール、リバロ、メバロチン、リポバス(すべて市販名)をあげる記事を週刊誌に書いていました(もう消えています)。
10年ほど前の記事ですが、このブログで取り上げて「講談社の人々は、上のリストにある薬は飲まないでいただきたいと思います。」と書きました(ブログ記事をみる)。よほどのバカでない限り飲んでいると思います。
以下は、当時の講談社の記事に掲載されていた表です。


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