子宮頸がんワクチン、産婦人科医らがセミナー 報道関係者に「正しい理解」訴える
以下は、記事の抜粋です。
子宮頸がん(HPV)ワクチンは各国で打たれているワクチンだが、日本では副作用問題から接種が極端に低迷している。
「このままでは子宮頸がんで死ぬのは日本女性ばかりになりかねない」との危機感を抱く産婦人科医たちを中心にした専門家会議が、報道関係者を対象にしたセミナーをこのほど、東京で開いた。
子宮頸がんはHPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)と呼ばれるウイルスが感染することで起きる。10代女性にウイルス感染を防ぐワクチンを打つことで7~9割の子宮頸がんを予防できる。
14年3月にはWHO(世界保健機関)、15年5月にはEMA(欧州医薬品庁)の安全専門委員会が、ワクチンとの因果関係は認められないとの見解を発表している。
日本で問題になった重症例が全てワクチンの副作用だと仮定しても、20代前半までの女性5万人に1人以下の率で、自殺(3900人に1人)や事故による致命傷(25000人に1人) などに及ばない。また、副作用の疑い1件に対し、防げる子宮頸がん患者は310人、防げる死者は90人になる。
医者も製薬会社と同様、金儲けのためにこのような主張をしていると考えている方は、「子宮頸がんが減れば産婦人科医の仕事も減る。その方が女性のためになるとの私たちの思いをメディアの皆さんは正しく理解してほしい」というコメントをしっかりと受け止めて欲しいと思います。
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コメント
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事前に副作用(適切な言い方ではないと思いますが)がおこることを診断できれば問題はないと思うのですが。
家族・友人に、子宮頸がんの女性も、ギラン・バレーの男性の方もおりますが、自分や子供の選択が四肢の障害などにつながるとすれば、それを積極的に選ぶというのは、かなり酷なように思います。
人生の苦難は病気だでなく、また、ご存知かと思いますが、確率的には銃での死者よりも水による事故死の方が高く、そうした事例は世の中に多いでしょう。
そうした事柄では、自己選択の有無が選択に大きな影響を与えます。
もし、子宮頸がんという病気を撲滅する可能性があるのであれば、それを選択できるだけの安心感を得ることが、人々には必要だと思います。
いまの状態で、子供達に接種をすすめることは、とても心理的な抵抗感が強いです。