STAP細胞研究における小保方氏・バカンティ氏と若山氏の役割分担について

STAP細胞研究、論文撤回後も継続 共著者バカンティ氏
以下は、記事の抜粋です。


STAP胞論文の共著者チャールズ・バカンティ氏が、論文撤回後もSTAP細胞作製に向け、研究を続けていたとの記事を米誌ニューヨーカー電子版が2月22日、掲載した。同誌の取材に対し「(STAP細胞は)正しいと確信したまま墓場に行くだろう」と話したという。

記事によると、論文に不正があるのではないかと問題になった際、バカンティ氏は著者の小保方晴子氏に「データの捏造はしてないのか」と尋ね、「それならこんなに時間をかけて実験はしない」との回答を得たという。

記事によると、バカンティ氏は、共著者の小島宏司医師と実験を続けていると説明。既に分化を終えた細胞にさまざまな刺激を与える手法で、どんな細胞にも分化できる万能性を獲得できるかどうかを検証した。万能性を示す遺伝子の働きを確認したが、実際に万能性がある細胞の作製には成功していないという。


上の記事は、下の大宅健一郎氏の記事と良く一致しています。


いわゆるSTAP細胞をつくる工程は、細胞を酸処理して培養し、細胞塊が多能性を示すOct4陽性(のちに「STAP現象」と呼ばれる)になるところまでと、その細胞塊を初期胚に注入しキメラマウスをつくるまでの、大きく分けて2つの工程がある。

小保方氏が担当していたのは前半部分の細胞塊をつくるまでである。後半のキメラマウスをつくる工程は、当時小保方氏の上司であった若山照彦氏(現山梨大学教授)が行っていた。

STAP細胞実験を行っていた当時、小保方氏の所属は米ハーバード大学バカンティ研究室であり、若山研究室では一客員研究員にすぎなかった。


要するに、小保方氏の書いた本によると、STAP細胞の作成(STAP現象)までは小保方氏とバカンティ氏、ATAP細胞からマウスを作る(STAP幹細胞)のは若山氏という分担だったことになると思います。

もちろん、細胞への刺激でOct4が発現する「STAP現象」が再現できないのは、小保方氏とバカンティ氏の責任だと思いますが、それ以降の部分まで小保方氏が一人で責任を負わされているのは???です。

オバマケアのおかげで、研究費が激減したといわれるアメリカですが、バカンティ氏が研究を続けられる環境は、羨ましい限りです。

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