新規作用機序の高コレステロール血症治療薬ベムペド酸を発売/大塚
以下は、記事の抜粋です。
大塚製薬の新規作用機序の高コレステロール血症治療薬ベムペド酸(商品名:ネクセトール)が2025年11月21日に発売された。効能・効果は「高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症」で、スタチン効果不十分またはスタチンによる治療が適さない高コレステロール血症患者への新たな治療選択肢とされる。
本剤は、肝臓中のコレステロール合成経路においてスタチンの作用点よりも上流にあるATPクエン酸リアーゼに作用し、血中のLDLコレステロールの低下をもたらす。すでに米国や欧州をはじめ、世界の複数国・地域で高コレステロール血症治療薬として販売されている。
下図のように、上流に働くのでスタチンよりも広範の代謝に影響を及ぼして副作用が多いのかと思いましたが、肝臓だけにある酵素を阻害するのでかえって副作用は少ないかもしれないそうです。むしろ効果は弱く、非常に高いLDLの患者では単独での使用は難しいようです。スタチンが使えない場合の選択肢の一つという位置づけだと思います。



コメント