安保法案、違憲批判に反論=「憲法の論理貫徹」―安倍首相
以下は、記事の抜粋です。
安倍首相は6月8日の内外記者会見で、衆院憲法審査会で参考人全員が集団的自衛権の行使を認める安全保障関連法案は「憲法違反」と明言したことに対し、「憲法の基本的な論理は貫かれていると確信している」と反論した。
首相は、自国の存立のために必要な自衛措置は認められるとした1959年の最高裁判決(砂川判決)に触れた上で、安保法案で武力行使が新3要件により厳格に制限されていると強調。「他国の防衛を目的とするのではなく、最高裁判決に沿ったものであることは明確だ」と強調した。
「学者の言う通りにしたら平和が保たれたか」高村氏
以下は、記事の抜粋です。
国会で3人の憲法学者が安保法制を「違憲だ」と指摘したことについて、自民党の高村副総裁は「学者の言う通りにしたら日本の平和が保たれたか極めて疑わしい」と改めて反論しました。
自民党・高村副総裁:「60年前に自衛隊ができた時に、ほとんどの憲法学者が『自衛隊は憲法違反だ』と言っていた。憲法学者の言う通りにしていたら、自衛隊は今もない、日米安全保障条約もない。日本の平和と安全が保たれたか極めて疑わしい」「私が批判しているのは憲法学者ではなくて、憲法学者の言うことを無批判にうのみにする政治家だ」と述べました。
また、谷垣幹事長は「安全保障環境の変遷に伴って、考え方に変化があるのは自然なことだ」としたうえで、安保関連法案は最高裁の憲法判断に沿い、違憲ではないという考えを改めて示しました。
長谷部教授の問題発言の全文は以下の記事で読むことができます。
安保法案「違憲」とバッサリ、与党推薦の長谷部教授が語った「立憲主義」
「確信している」とか言っても、論理的に考えれば違憲になってしまうわけで、首相・高村・谷垣の3人が頑張っても理屈では「学者」には勝てないと思います。
素直に、「違憲にならないように憲法を変えましょう」と言わないのは、公明党への配慮とか何かの政治的な深謀遠慮があるのでしょうか?
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