STAP「細い管通す」小保方論文と手順異なる
以下は、記事の抜粋です。
「STAP細胞」の詳しい作製手順が3月20日、米ハーバード大系列のブリガム・アンド・ウィメンズ病院の研究室のウェブサイトで公表された。
手順には著者名が記されていないが、研究室には、理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーの共同研究者で、英科学誌に載った論文の撤回を拒否している、チャールズ・バカンティ教授が所属している。
小保方リーダーら理研の3人の論文著者が今月5日に発表した手順と一部異なる内容があり、再現実験が進むかどうかは不明だ。
公表された手順によると、STAP細胞を作るには、体の細胞を細い管に通してすりつぶした上で、酸性の液で処理することが必要としている。小保方リーダーらは後半の酸処理のみで作る手順を示したが、「細い管に通す方法はとても重要で、省略できない」と記している。
Openブログに書かれているように、「『論文には記載がなかった』という報道があった。しかし、それは間違いだ。論文には『酸にひたすだけ』という記述はあったが、同時に、『酸にひたすかわりに、細い管に通すだけでもいい』という記述もあった。」ので、読売の記事、特にタイトルは煽りすぎです。
また、「手順には著者名が記されていない」ことをいかにもルール違反のように書いていますが、作成手順はチャールズ・バカンティ研究室のウェブサイトに掲載されているのですから、責任者は明らかで問題があるとは思えません。これも煽りすぎです。
Openブログに書かれているように、私もSTAP細胞(と称するもの)ができるのは、ほぼ確実だと思います。問題は、「『STAP細胞ができるかどうか』ではなくて、『STAP細胞が多能性をもつかどうか』である。」という点にも同意します。そうなると、カギを握るのは、小保方氏ではなく、マウス作成のプロの先生方ということになると思います。
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