欧州当局が大塚の開発した新規抗結核薬デラマニド(delamanid、Deltyba®)を承認勧告

欧州当局、大塚製薬などの2抗結核薬を承認勧告
以下は、記事の抜粋です。


欧州医薬品庁(EMA)は11月22日、標準治療薬が効かない多剤耐性結核への治療薬として開発された大塚製薬の「デルティバ(Deltyba)」など2薬剤について、他治療薬との併用が可能として承認を勧告した。WHOによると、2012年には世界で860万人が結核にかかり、130万人が死亡している。


European Regulator Clears Two Drugs for Resistant TBによると、2つの薬剤というのは、デルティバ(Deltyba®、一般名はデラマニド(delamanid))と Lucane Pharma SASという企業のパラアミノサリチル酸(PAS)です。PASは古い薬物ですので、なぜ改めて承認が勧告されたのかわかりません。記事でもデラマニドのことばかり書かれています。デラマニドについては、関連記事をご覧ください。

HIVでの死亡は結核の約2倍で、HIVと結核の合併は世界的な問題となっています(報告をみる)。デラマニドの今後の活躍が期待されます。

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