「誰でもわかる」……橋下はん、ホンマでっか?… ヨハネス 山城氏の橋下市長批判がおもしろい

「誰でもわかる」……橋下はん、ホンマでっか? — ヨハネス 山城

このところ、アゴラで「ヨハネス 山城 通りがかりのサイエンティスト」という人が橋下大阪市長の発言を繰り返していて、それがけっこうおもしろいので紹介します。以下は、「いわゆる従軍慰安婦問題」についてのヨハネス 山城氏の文章の抜粋です。できれば標準語で書いて欲しかったと思います。


「銃弾が飛び交う中で、精神的にも高ぶっている集団に休息をさせてあげようと思ったら、慰安婦制度が必要なのは誰でも分かる」……橋下はん、エライこと言うてしもたもんや。

まず、確実なのは、同じように大陸で戦った日清・日露戦争当時の日本軍のように、そうした事例が皆無な戦闘もあり得る。危険で血なまぐさい任務にあっても、性的に暴走しようとはせん場合も多い。性的なサービスを前提にせんと機能している軍隊は、古今東西いくらでもある。そやから最初の橋下発言には、正当性とは別に真実性にも、でかい疑問符がつくわけや。

「慰安婦」の必要性を強調することは、靖国関係の人を丸ごと貶めることになりかねんのとちゃうかな。「ある女性の不快を代償に自分の性欲を満たす」というのは、どんな場合でも、男として胸を張って言える話とちゃうがな。

そやから、「もっと風俗業を活用してほしい」などと言われたら、米軍司令官は飛び上がる。日本一、支持者の多い市長から、「おたくの兵隊さん、スケベなしやと動かんのやから、やらしたりぃな」と言われたわけやからな。気の毒に。


ヨハネス 山城氏は、「侵略に学術的な定義がないのは首相が言う通りだ」という橋下氏の発言に対しても、「『学術的』……橋下はん、あんたが言うたらアカンがな 」というタイトルで、「『他国の領土に軍隊を進めて、武力を行使したらそれは侵略。』このさい是非善悪は一旦置くとして、これ以上、説得力のある『侵略の定義』はないやろ。」「そやから、日清戦争以来、旧日本軍がやったことは、どう理屈をこねてみても『侵略』以外の評価のしようがない。」と批判しています(記事をみる)。

私は、「学問的な定義がはっきりせん以上、現場でものを言うのは、常識論と『契約』や。」、「日本政府は東京裁判の諸判決を受諾している。」、「そこには、旧日本軍がいかに侵略的であったか事細かに書いてあり、われわれはそれを認めたわけや」、だから、侵略を認めるべきだというというヨハネス 山城氏の論理に賛成です。

私は橋下氏の存在意義は認めていますし、今回の件でもへんに謝罪などせず、もっともっと発言し続けて欲しいとも思っています。しかし一方では、「維新」には最低の部類に属する人種が存在するとも思っています。橋下さん頑張ってください。

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