この2,700ドルのロボット犬は、あなたのために水のボトル1本を運んでくれます。
以下は、中国製のロボット犬の動画とその説明です。Spotによく似ています。
未来的な四足歩行ロボットを開発しているのは、Boston Dynamics社だけではありません。中国の企業であるUnitree Robotics社も何年も前から研究を続けており、今週、その最新作である「Unitree Go1」を発表しました。頑丈そうな四つ足ロボットですが、価格はわずか2,700ドルからと驚くほど安価です(Boston Dynamics社のロボット「Spot」は74,500ドルです)。
Go1は何のために作られたのでしょうか?デモビデオでは、「ランニング中の人についていく」「水の入ったボトル1本を運ぶ」など、便利な仕事をしている様子が紹介されています。確かに、携帯電話や財布を持ってくれるロボット執事は現実的ではありませんが、夜の街では役に立つかもしえません。
現実的な話、ロボット業界はこの種の機械の最適な用途をまだ模索中です。例えば、Spotは現在、工業検査や警察の捜査などの分野でテストされています(結果はまちまちですが)。Unitree社は、スマートフォンやドローンのように、四足歩行ロボットを手頃な価格で普及させたいと考えています。そのためには、Go1がちょっとカッコイイという楽しいデモ動画が必要です。
同社のサイトには、このロボットの基本的なスペックシートしか掲載されていませんが、わかっていることは以下の通りです。Go1には、2,700ドルの「Go1 Air」、3,500ドルの「Go1」、8,500ドルの「Go1 Edu」の3つのバージョンがあります。それぞれの重量は約12kgで、高価なモデルほど、より多くのプロセッサパワーとセンサーが搭載されています。自動追尾機能や障害物回避機能が標準装備されているようですが、最高速度は高価なモデルでも17km/hと公表されています。Unitree社は、バッテリーの持続時間についても何も述べていません。しかし、Spotの駆動時間が90分しかないことを考えると、Go1のデモビデオで提案されている「一日中一緒にいられる」モードは、少々誇張されていると言えるでしょう。
いずれにしても、このような技術は、四足歩行ロボットが目新しいものから商品へと急速に変化していることを示しています。問題は、これらのロボットが役に立つのか、それとも何年も水を運んでくれるだけなのかということです。
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