私は、薬理学の教育を担当しています。薬理学では、薬物の生体系に対する作用(薬理作用や副作用)と動態(薬物の吸収や代謝)を個体、臓器、細胞及び分子レベルで理解し、正しい薬物治療を行うための基礎知識を学ぶ事を目的としています。
インターネットには、薬物に関する情報が溢れています。しかし、「薬理学電子教科書」のような正しい情報源ばかりではありません。学生は、講義やPBL(problem based learning)だけではなく、インターネット情報にも積極的にアクセスし、溢れる情報の中から正しい最新情報を探し出し、身につけるすべを学ぶ必要があります。
さらに、正しい情報を探し出すだけではなく、自らもインターネットで情報発信することも重要です。これらの情報リテラシーを学んでもらうために、新しい学習課題をスタートしました。「国家試験に出そうな内容にウェイトを置きつつ、インターネット上に薬理学のまとめ&問題集を作成しましょう」という課題です。レベルや形式は医師国家試験に準拠することにしました。
以下のサイトで、問題、解説、コメントなどをみることができます。
医師国家試験対策 薬理 問題と解説
ノーベル医学生理学賞に米国人3氏 細胞の老化を研究
トムソン・ロイターの予想がピタリと当たりました(予想を紹介したブログ記事をみる)。
コメント