「貧乏ゆすり」は健康によい
以下は、記事の抜粋です。
足踏みをしたり、指でコツコツたたいたり、オフィスの椅子で座り位置をかえたり――多くの人は一日のどこかの時点でこうした動きをするが、これが実は健康によいことが、英リーズ大学のJanet Cade氏らの研究で示唆された。
今回の研究の対象者は、35~69歳の英国人女性約1万4,000人。予想どおり、長時間座っておりほとんど貧乏ゆすりをしない女性は、より活動的でそれほど座らない女性に比べて早期死亡のリスクが高かった。
一方、たとえ長時間座っていても、中等度または非常に多く貧乏ゆすりをする女性では、早期死亡リスクは活動的な女性と同程度だと判明した。
共著者の1人は、「長時間座らないようにすることが最良だと裏付けているが、貧乏ゆすりでも十分な休憩になり、差が出ることがわかった」と話している。
Cade氏らは「これまでの研究で、立ち上がって休憩すると健康リスクを低減できることが示されているが、座ったままもじもじと動くだけでも有益だと示した研究はこれが初めてだ」と同大学のニュースリリースで述べている。
元論文のタイトルは、”Sitting Time, Fidgeting, and All-Cause Mortality in the UK Women’s Cohort Study”です(論文をみる)。
「貧乏ゆすり」のことを英語では”fidgeting”というのですね。貧乏ゆすりは、「女性が嫌う男性の仕草」で、これをやると魅力半減だそうです。しかし、貧乏ゆすりは精神的なストレスを解消するのに役立つとも言われています。。下半身からの刺激が中枢神経に伝わり、イライラや緊張感を緩和させるのかもしれません。
もちろん、早期死亡リスクがこの精神的ストレス解消のために低下している可能性もありますが、貧乏ゆすりは精神的だけではなく身体的にも健康に良さそうです。オフィスで男女の職員全員が貧乏ゆすりをする社会が来るのでしょうか?
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