運動は週に何分以上すべき?2022年版ガイドラインに追加
以下は、記事の抜粋です。
Question: 運動療法の指導の際に本邦では「運動療法指針」を掲げている。「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」2022年版において、患者の生活スタイルに合わせるべく「運動の頻度・時間」に追加された目標は?(従来:毎日合計30分以上を目標に実施する。とある)
Answer: 週に150分以上実施すること
Explanation:
- 「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」2022年版においては、頻度・時間について本文中に「または週に150分以上実施することを目標とする」と追加された。
- 最低週3回の運動指導をしても就業者は達成が難しいことが多いため、休日に合わせて運動してもらうなど、指導の幅が広がるのではないだろうか。
- ガイドラインの引用文献から、週150分以上の運動でLDLコレステロールが低下したとの報告があるため、追加となった目標と推察される。
- しかし、引用文献のメタ解析の多くは週2回以上の運動を検討したものであるため、週150分以上とはいえ、休日1日で150分達成するのではなく、最低休日2日に分けて達成してもらう方が良いかもしれない。
- いずれにしても、運動療法は二重盲検が困難である点や血圧など他の要因の影響や個人差が大きい点などバイアスが大変多い。
- 指針は目安として、患者毎に継続できうる無理のない運動療法を提案していくと良いだろう。
従来は、以下の表のとおり、運動療法指針が示されていた。
150分の有酸素運動を毎週やるというのは難しいですね。私の場合は、歩くのをすべて速歩にすれば達成できそうですが、、、
コメント