仮想通貨NEMが、国内取引所Coincheckから5億2300万XEM(約580億円)盗まれたことがわかりました。私の友人もやられたそうです。「2ちゃんねる」の初代管理人西村博之(ひろゆき)氏が、「その後どうなるか?」を以下の記事で予測しているので紹介します。
仮想通貨580億円分を盗んだ後のいたちごっこの話。
以下は、記事の抜粋です。
まずあんまり有名ではない仮想通貨を現金化するというのはわりと大変です。仮想通貨自体を誰かが現金で引き取ってくれない限りは現金は手に入らないわけです。
ビットコインだと、ビックカメラとかHISとかで使えますけど、NEMは有名ではない仮想通貨なので、店舗で使えるところはあんまりないです。なので、コインチェックのような仮想通貨の取引所で、ビットコインに変えたり、現金化したいわけですね。
仮想通貨の面白いところは、どこからどこにいくら分送ったのか?というのがいつでも見られるってことなのですね。今回のNEMが盗まれた経緯も見ることが出来たりします。
http://explorer.ourNEM.com/#/s_account?account=NC4C6PSUW5CLTDT5SXAGJDQJGZNESKFK5MCN77OG
そこでNEMの開発元の人達は、その仮想通貨を盗んだ人の口座に対して”印”をつけるってのををやりました。
「mizunashi.coincheck_stolen_funds_do_not_accept_trades:owner_of_this_account_is_hacker」ってのがそれです。仮想通貨の取引所はこの”印”がついているNEM口座の場合は取引をしないということで、犯人が盗んだNEMを使うことが出来なくしようとしてるわけです。さらに、盗んだ口座から別の口座にNEMが送られたときにも送信先の口座にも”印”をつけるという仕組みが稼働してるようです。
さて、次の一手として、おいらの予想だと犯人は小さい額をまったく関係ないアカウントに送りつけるってのをやると思うんですね。
例えば、まったく関係ないおいらのアカウントに1NEMとか送金しちゃうわけです。そすっと、おいらの口座は仮想通貨の取引所で取引できなくなっちゃうのですね。
なので、こんな感じで第3者で困る人を1000人ぐらい作ると、普通にNEMを買っただけなのに使えないのはおかしいじゃないか!ってことで、揉めると思うのですね。
揉めた結果、この”印”があっても取引OKにするしかないよねぇ。。みたいになって、その1000人の中に犯人の口座も紛れてるってパターンじゃないかなぁ、、と思っています。
もしくは、まったく関係ないのに、犯人から印を送られたせいで、口座のNEMが一切使えなくなってすげー困るってのが増えて、NEMを買う人がいなくなって、NEMの価値がめちゃくちゃ下がってみんなで一緒に困るってパターンです。
というわけで、盗まれた後も、盗まれたNEMがその後どうやって動いたかってのが誰でも見れちゃうので、攻防がリアルタイムで行われるのがすごく面白いなぁ、、と高見の見物をしてたりするおいらです。
このひろゆき氏は、以前「ビットコインは必ず失敗する」といっていました。また、今回の様なハッキングについても以下のように予言していました(記事をみる)。
「ビットコインの取引所には色んな人が預けていて、そのサーバーに侵入することが出来れば、下手すれば数億円手に入る。
そうすると、普通の銀行と同じくらいのセキュリティが必要になるわけですよ。
で、普通の銀行は、機関システムをインターネットに繋げてないじゃん、危ないから。
でも、銀行のシステムがインターネットに繋がっていて世界中からハッキングしてください、どうぞ!ってなってたら、そりゃもう世界中から攻撃されるじゃん。
ワンチャン、一億円とか手に入るわけでさ。
ロシアのハッカーで、どうせ暇だしマウントゴックス(取引所)侵入してみるか、みたいなことをやる人が世界中にいるわけですよ。
で、そんなハッカーたちと毎日闘うなんて、無理無理。」
彼の予言が今後どこまであたるか、高見ではなくハラハラしながら見物したいと思います。
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