停職無効求め神戸大を提訴 菌違法廃棄問題で処分の教授
以下は、asahi.com関西版記事からの抜粋です。
遺伝子組み換え実験に使った大腸菌などを滅菌処理せずに違法廃棄したとして、神戸大学から停職処分を受けた同大大学院医学研究科の久野高義教授が、処分無効の確認と停職中の給与約600万円の支払いを求めて神戸地裁に提訴した。提訴は19日付。
訴状によると、神戸大は3月、拡散防止措置がとられていない廊下で遺伝子組み換え生物を培養したり、培養した培地を燃えるごみとして捨てたりしたなどとして、久野教授を停職6カ月の懲戒処分にすると通告。久野教授は不服申し立てをしたが、再審査委員会は7月に「処分は妥当」と判断した。
久野教授側は「廊下に培養の機器を置いていた研究室は他にもあり、処分には重大な事実誤認がある」などと主張している。
YOMIURI ONLINE関西発の記事もほぼ同じですが、私の主張の部分は少し違っていて、「久野教授は『ほかにも不適切な扱いをしていた研究室があった。処分は著しく重い』と主張している。」です(記事をみる)。
神戸新聞は、「『問題とされた行為は、遺伝子組み換え生物が外部に拡散する恐れはなく、法令違反に当たらない』などと主張している。」と書いています(記事をみる)。
一昨日の夜、弁護士から電話があり、朝日新聞から訴状を見せて欲しいと連絡があったということでしたので、訴状のコピーを朝日新聞にFAXしてもらいました。
当事者以外はあまり気にならないとは思いますが、同じ訴状を見て書いたにしては、それぞれの記事はかなり異なります。各記者の理解を反映しているのでしょう。
コメント