Appleが古いiPhoneの性能を落としていることがベンチマーク統計から明らかに、その狙いは何なのか?
以下は、記事の抜粋です。
バッテリー性能の経年劣化は一般的でありユーザーも受け入れやすいところですが、CPUの性能が劣化することはユーザーの想定外であり、iOSの更新に合わせて意図的なパフォーマンス低下措置をAppleが採っているならば大問題です。
「iOSアップデートによって性能は低下するのか?」というiPhone 6/6sユーザーによる疑問に答えるために、ベンチマークソフトGeekbenchが、Geekbench 4で収集されたiPhone 6sとiPhone 7のiOSバージョン別のベンチマークスコアの統計を発表しています。
GeekbenchはiPhone 6sのiOS 10.2.0とiOS 10.2.1とを比較することで、「iPhoneの性能が低下するのはiOSのソフトウェア都合によるものだ」と結論づけています。iOS 10.2.0とiOS 10.2.1というリリース時期が極めて近いソフトウェア間で明確な差が出ている以上、ハードウェアの劣化という物理的な障害が原因だとは考えづらいというわけです。
「最近、iPhoneの動きが遅くなったってきたなぁ」と感じるiPhoneユーザーが、「バッテリーが劣化しているからだ」と考えるのではなく「iPhoneが劣化しているからだ」と考えれば、ユーザーのiPhoneの買い換え行動を促すことになるためではないか?とGeekbenchは指摘しています。
iPhone6だけでなく、「iPhone 7についてもAppleがiOS更新を通じてパフォーマンスを低下させているように見える」と書かれているので、意図的かどうかは別として、あのほぼ強制的なOSバージョンアップで古い機種のパフォーマンスが悪くなることは間違いないと思います。
これまでも、Windowsのバージョンアップでパソコンが遅くなることはありましたが、ユーザーにはOSを選ぶ自由が十分に確保されていました。また、パソコンを買い替えなくてもメモリーを増設するなどの方法もありましたが、iPhoneの場合はそれがありません。関係ないですが、電池交換もアップルストアでしないとiPhone7が防水でなくなるそうです。
私はこれまで、iPhone4、iPhone5s、iPhone6と使ってきましたが、iPhone8とXの発売を機にAndroidに替えました。
アメリカでは、訴訟もおきているようです。
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