内臓脂肪は皮下脂肪よりも心疾患リスクを上げる

内臓脂肪は皮下脂肪よりも心疾患リスクを上昇させる

以下は、記事の抜粋とイメージ写真です。


内臓の深い部分に隠れている腹部脂肪のある人は、皮下脂肪の多い人よりも心疾患リスクが高い可能性があることが新たな研究で示唆された。この研究から、ボディ・マス・インデックス(BMI)が正常または過体重の範囲にある場合でも、いわゆる『太鼓腹』の人は心血管リスクが高い可能性があることが示唆された」と指摘している。

男女1,106人(平均年齢45歳)のデータを収集した。全員が腹部脂肪量を測定するための腹部CTを受けた。6年にわたる追跡の結果、脂肪量の増加は全体的に心疾患リスク因子の発症・悪化に関連していたが、皮下脂肪に比べて内臓脂肪のほうがリスク上昇は大きかった。

腹部の深い部分に脂肪が多い人には、高血糖、トリグリセリド高値、HDLコレステロール低値の有意な増加が認められ、この関連性は体重およびウエスト周囲径の変化を考慮しても有意なままであった。


元論文のタイトルは、”Association of Changes in Abdominal Fat Quantity and Quality With Incident Cardiovascular Disease Risk Factors”です(論文をみる)。

具体的には、脂肪が 500 cm3増えると、高血圧との関連では、皮下脂肪の場合は21%、内臓脂肪の場合は30%、高脂血症との関連では、皮下脂肪は15%に対して内臓脂肪は56%でした。

因果関係はわからないとのことですが、上の写真のような内臓脂肪がたっぷり詰まっていそうなおなかにならないように気をつけましょう。

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