手の除菌剤の有効性と安全性を問う

FDAが手の除菌剤の安全性を問う
以下は、記事の抜粋です。


多くの人が日常的に使用している手の除菌剤について、米国食品医薬品局(FDA)が安全性の確認を要求している。FDAは先ごろ、除菌剤や関連製品の製造元に対して、製品の有効成分が実際に細菌を減らすことと、長期的に無害であることを示すデータの提供を求めた。特に懸念されるのは、妊婦や小児に対する長期的影響であるという。

FDAのJanet Woodcock氏は、「こうした製品は水や石けんが使えないときに便利だが、消費者が自分や家族に安心して使えるよう、その安全性と有効性を確認することはわれわれの責任である」と述べている。

FDAは、細菌を死滅させると謳うウェットティッシュ、ジェル、ハンドラブなどの衛生製品の有効成分について、さらに多くのデータが必要だとしている。90%の製品に使用されているアルコール(エタノール)のほか、イソプロピルアルコール、塩化ベンザルコニウムが対象になるという。


除菌ハンドジェルの宣伝文句には、「水もタオルもいらない」、「細菌・ウイルスをすばやく消毒」、「保湿成分のヒアルロン酸を配合で手荒れを防ぐ」」などの言葉が並んでいます。

日本では、エタノール、ベンザルコニウム、ポビドンヨードなどを有効成分として用いているものが多いようです。これらの成分に殺菌作用があることは間違いないとは思うのですが、実際に製品として用いたときに、本当に10秒で殺菌できるのか?あるいは、舐めてしまう可能性のある小児に対する安全性やヒアルウロン酸は皮膚の保護効果などのデータを日本のメーカーにも提供して欲しいと思いました。

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