「グリーニー」(クロベンゾレックス、clobenzorex)について

「清原容疑者のXデーは近い」発言で注目される元ロッテ愛甲猛の“球界ぶっちゃけ話の数々”
以下は、記事の抜粋です。


愛甲猛氏はこう述べている。<現役当時、球界ではグリーニーと呼ばれる、覚せい剤と同じ成分のクスリが流行っていた。>

2002年のジャイアンツ在籍時、バリー・ボンズのチームメイトだった新庄剛志は、取材でアメリカを訪れた愛甲氏に対してボソッとこう呟いたそうだ。<こっちはドーピングではなく、今やグリーニーですよ>

「グリーニー」とは覚せい剤にも使用されるアンフェタミンが成分の興奮剤で、元巨人の野村貴仁は、オリックス時代に外国人選手からグリーニーをもらったことがきっかけで服用を始め、引退後に覚せい剤取締法違反で逮捕されている。


2006年10月、覚醒剤使用容疑で逮捕、起訴され、懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けた野村元投手は、オリックス在籍時に外国人選手から、「グリーニー」という覚醒剤の錠剤をもらい使い始めた証言しています。「グリーニー」は、過去に巨人に在籍したゴンザレス元選手の体内からも検出されました。清原元選手が飲んだと噂されているのもこの「グリーニー」という薬です。

「グリーニー」について、調べてみたところ、一般名を「クロベンゾレックス(clobenzorex)、一般名」という薬で、名前の由来は、下の写真のように緑色の錠剤として市販されているからでした。

体の中でd-アンフェタミンに代謝され、d-アンフェタミンとして働きます。1970年代のアメリカでは、広くダイエット(やせる)薬として市販されていました。スポーツ選手には、疲労感の現象、注意力の増強、反応時間の短縮などの効果があるとされ、大リーグでも2006年までは使用が認められていました。現在、アメリカでは既に使用が禁止されていますが、メキシコではまだ市販されています。

アンフェタミン使用による中毒・依存については、メルクマニュアルに詳しく書かれています(メルクマニュアルをみる)。飲む前に一度ご覧ください。

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