ラウリル硫酸ナトリウム(SDS)入りの歯磨きはやめた方が良い

日本で一番売れている歯磨き粉がアナタのカラダをボロボロにする。企業はアナタの健康に興味はない。
以下は、記事の抜粋です。


歯磨き粉は食品ではないため、医薬部外品というくくりになります。この医療部外品というものがじつは厄介で、食品では入れることが禁止されている化学物質も医薬部外品ならば入れてもいいことになっています。

2015年の4月~6月の歯磨き粉売り上げランキング(流通ニュース調べ)1位の「ガードハロー」にはラウリル硫酸ナトリウムが入っています。

しかし、ラウリル硫酸ナトリウムは、吸入したり飲み込むとカラダに害を与える化学物質で、ドイツでは使用禁止です。


元記事にはサッカリンのことも書かれています。サッカリンは飲み込まなければ害はないはずですが、ラウリル硫酸ナトリウム(SDS、sodium dodecyl sulfate(同じもの)の略称)は飲み込まなくても害があると思います。

以前の記事でも書きましたが、SDSは非常に強力な界面活性剤で、ほとんどすべてのタンパク質を溶かすことができます。このSDSの強力なタンパク質可溶化作用を用いた「SDS電気泳動」は、タンパク質の解析に欠かすことができない生命科学実験技術で、ほとんどの生命科学研究者が良く知っています。

また、その強力なタンパク質融解作用による気道傷害を避けるために、秤量する時にはマスクを着用すべきことも多くの研究者が知っています。しかし、この「恐い」SDSが歯磨きに入っていることを知っている研究者は少ないと思います。

SDSは飲み込まなくても、その強力な可溶化作用により、口腔内粘膜を構成する多くのタンパク質を可溶化します。丁寧に磨くほど、口腔内が傷つくという笑えない結果を避けるため、私はラウリル硫酸ナトリウム入りの歯磨きはやめた方が良いと思います。

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