アジア人は肥満すると糖尿病になりやすい

アジア人、BMI23でDM検査推奨【米国糖尿病学会】
以下は、記事の抜粋です。


米国糖尿病学会(ADA)は12月23日、アジア系米国人において、2型糖尿病のスクリーニング検査を推奨するボディマス指数(BMI)のカットポイント値を、これまでよりも下げるとする見解を表明した。Diabetes Care誌の1月号に掲載。同時に、ADAのガイドラインにおいて、多くのアジア系米国人が一般的な人口集団よりも低いBMIで2型糖尿病を発症しているというエビデンスを掲載している。

ADAが糖尿病スクリーニング検査を推奨する一般集団におけるカットポイント値はBMI25だが、今回、アジア系米国人に関する広範な文献レビューに基づき、アジア系米国人についてはカットポイント値を23に設定した。米国で急増するアジア系米国人は体脂肪が腹部に蓄積しやすい傾向にあり、疾患リスクという視点から見ると、大腿などの部位の脂肪よりも有害な脂肪となる。


ADAの元の発表のタイトルは、”American Diabetes Association Releases Position Statement on New BMI Screening Cut Points for Diabetes in Asian Americans”です(発表をみる)。

60歳の男性で身長が170cmの場合、BMI23は体重66kg、25は体重71kgです。女性で身長が160cmの場合は、BMI23は体重58kg、25は体重63kgです。5kgも違います。発表の対象はアジア系米国人ですが、日本人や中国人も同じだと思います。

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