進化的に四肢動物に一番近い魚は、シーラカンスではなく肺魚―シーラカンスの進化は遅かった

シーラカンスの進化は遅かった
以下は、記事の抜粋です。


国際研究チームがシーラカンスのゲノムを解読しところ、遺伝子レベルでは、サメ、ニワトリ、ハイギョなど他の魚類や陸生脊椎動物よりも進化のスピードが遅いことがわかった。深海は比較的変化の少ない生息環境で、捕食動物が存在しなかったと見られる点から、生き残るために変わる必要がなかったと推測されている。

シーラカンスは水深約150~700メートルに生息し、体長2メートルほどに成長する。「生きた化石」とも呼ばれ、3億年前の化石と外見がよく似ている。

1938年に南アフリカ沖で現生種の1つ、Latimeria chalumnaeが捕獲されるまで、6500万~7000万年前には絶滅したと考えられていた。それ以降、約300匹の個体が確認されている。1997年には、別の現生種Latimeria menadoensisも発見された。 今回の研究結果は、「Nature」誌オンライン版に4月17日付けで発表された。


元論文のタイトルは、”The African coelacanth genome provides insights into tetrapod evolution”です(論文をみる)。

シーラカンスの外見が化石でみられる古代魚とよく似ていることは広く知られていましたが、これまでそのゲノム情報は解読されていませんでした。本論文では、アフリカで発見されたLatimeria chalumnaeのゲノム解析の結果が報告されています。

染色体が48本で、ゲノムサイズが2.86ギガ塩基対ですので、ゲノムサイズはヒトとほぼ同じです。解析の結果下の図のように、現存する四肢動物に最も近い魚はシーラカンスではなく、肺魚であることが分かりました。

上記のように、シーラカンスは変化の少ない環境に住み、捕食動物が存在しなかったために進化が遅かったのだろうという推論がされています。

ヒトは、環境が厳しかった石器時代が種の能力としてはピークで、それ以降はむしろ退化しているという説を思い出しました。医学の進歩はその退化を促進しているのでしょう。

コメント

  1. J より:

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