抗リウマチ薬の薬剤費、バイオでは標準的用法で1日3000~5000円、激安品はできるのか?

抗リウマチ薬の薬剤費、バイオでは標準的用法で1日3000~5000円
以下は、記事の抜粋です。


関節リウマチ(RA)はいったん発症すると10~20年といった長期間、治療を継続する必要がある。そのため、医療費が患者や家族に重くのしかかる。2003年以降、日本でもRA患者への投与が可能になった生物学的製剤は、多くの患者に対して高い有効性を発揮し、リウマチ医療を劇的に改善したが、その半面、薬剤費は高い。

生物学的製剤の1日当たり薬剤費をみると、トシリズマブが3146円と最も低価格で、次いでインフリキシマブの3591円、アバタセプトの3819円、エタネルセプトの4429円、アダリムマブとゴリムマブがともに5078円の順となっている。

近年の研究により、複数の生物学的製剤で、発症後、早期に薬物治療を開始すると骨破壊をより効果的に抑制でき、関節の変形などの障害を長期にわたって抑制でき、患者QOLを維持できることが示されている。その半面、障害がない段階から治療を開始するため、障害者認定の対象にならず、高齢者でなければ3割負担による支払いを余儀なくされる。

このため、患者の自己負担は年間数10万円にもなり、経済状況によっては生物学的製剤による治療を断るケースが頻発しているのが現状だ。有効な治療の機会をみすみす逃す患者が少なくないことは、社会的にも大きな問題といえる。


太字にしたところが問題です。生物学的製剤の早期からの治療という医学的には素晴らしい前進が、このような社会的な不幸を生むとは本当に皮肉です。

関連記事に紹介したように、シムジア®(Cimzia®、セルトリズマブ ペゴル遺伝子組換え)という抗リウマチ薬は、大腸菌で作った抗TNF-α抗体のFab部分をPEG(ポリエチレングリコール)化したものです。これなら理論的にはかなり安価に作れるはずですので、イマチニブのようにインドあたりで激安品が作られるかもしれません。

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