原田芳雄さん逝く“命懸け”舞台挨拶から8日

原田芳雄さん逝く“命懸け”舞台挨拶から8日

以下は、記事の抜粋です。


アウトローから味わい深い中年男まで圧倒的な存在感で演じ分けた俳優、原田芳雄さんが7月19日、上行結腸がんから併発する肺炎のため東京都内の病院で死去した。71歳だった。今月11日に主演映画「大鹿村騒動記」のプレミア試写会で行った舞台あいさつに、車いすで現れたのが公の場で見せた最後の姿に。同作は16日に公開され、最後の主演作公開を見届けるように息を引き取った。


原田芳雄のことはずっと忘れていたのですが、3月27日(日)にBSハイビジョンで再放送された「NHKドラマスペシャル白洲次郎」で吉田茂を演じていたのをみて、改めてその存在感の大きさに驚いたばかりでした。調べたら、ちょうどこのドラマを撮影中に最初の大腸がん手術を受け、そのため撮影や放送の予定が遅れたそうです。

下の動画は、キリンライトビールのCM(1982年)です。唄も原田さんが歌っています。松田優作に対する「友達だろう?」というセリフが良い味を出しています。

下の動画は、映画「浪人街」の予告編(1990年)です。 樋口可南子もいい女だし、石橋蓮司もカッコイイです。最後は120対4というムチャクチャな設定の殺陣でした。

遺作となった映画「大鹿村騒動記」の阪本順治監督は、原田芳雄の俳優としての魅力を「独特の不良性。この世の決まりなど軽々と越えてしまいそうな危うい雰囲気」と分析したそうです。同感です。松田優作もそうでしたが、最後の最後までカッコイイ役者でした。冥福を祈ります。

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