新型肺炎対策で川淵氏「梅雨がウイルスやっつける」?

新型肺炎対策で川淵氏「梅雨がウイルスやっつける」
以下は、朝日新聞の記事の抜粋です。


東京五輪の準備状況を国際オリンピック委員会(IOC)の調整委員会と大会組織委員会が確認する事務折衝(プロジェクトレビュー)が13日午前、東京都内で始まった。新型コロナウイルスへの対策についても話し合いがもたれる。

会議冒頭、IOCのジョン・コーツ調整委員長は大会の準備状況を評価する一方で「予想外のこともある。コロナウイルスだ。組織委や政府、都の話を聞きたい」。組織委の森喜朗会長は「無責任なデマも流されたが、東京大会の中止や延期は検討されていないと改めて申し上げたい。政府と連携し、冷静に対応していきたい」と応じた。

また、選手村の村長に就任した川淵三郎・日本サッカー協会相談役も会議に出席し「色々な情報を聞く限り、インフルエンザより強いウイルスではないと聞いている。ウイルスは湿気や暑さに弱いと聞いていて、日本には、梅雨というウイルスをやっつける最高の季節がある。日本の知識や経験で必ず克服できると心から感じている」と述べた。


インフルエンザは、冬に多いとされていますが、湿潤で暑い夏にも流行し得ます。2009年の新型インフルエンザの流行は夏場に起こりました。2019年8月には沖縄県でインフルエンザ注意報が発令されています。また、以下の図のように手足口病などのウイルスは夏に流行します。「梅雨がウイルスをやっつけてくれる」というのは「神風」を期待するようなものです。

実際、今回の新型コロナウイルスは、シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナムなどの高温多湿な地域でも流行しています(データをみる)。IOCの人も「具体的な対策」が答えられることを期待していたはずですが、、、森氏や川淵氏の答えを聞いて驚いたでしょう。

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