「イグアナが降ってきます」アメリカの気象局が注意報を発令した理由とは?

ウェザー・リポートが出没したのか?「イグアナが降ってきます」アメリカの気象局が注意報を発令した理由とは?
以下は、記事の抜粋です。


国立気象局の南フロリダ支局は、1月21日に次のようなツイートを投稿した。「気温が4度からマイナス1度に下がるようです。木からイグアナが落ちてきても驚かないでください。」

木からイグアナが落ちるとは、いったいどういうことなのか。普段は木の上にいるイグアナだが、これら爬虫類は変温動物であり、体温の自己調整をせずに環境に依存している。

熱帯雨林に住むイグアナの場合は寒気に対処する必要などないが、今回のフロリダ州のように急に外気温が10度以下になった場合、エネルギーを温存する為、あまり動かなくなり、7度を下回ると冬眠状態(仮死状態)になるという。死んでいるように見えるが肺は機能し心臓も動いている。本質的な身体機能を停止させるのだ。

冬眠状態に入ったイグアナは硬直し、木に留まっていることができず、次々と落ちてくる。それは、まるで空から降って来た異物のように思えることだろう。

イグアナはオスで体長約150センチ、体重が約9キロに達することもあり、人間の上に落ちれば危険を伴いかねない。また、地面に落ち、動かないイグアナは必ずしも死んでいるわけではないということを理解する必要がある。イグアナを移動させたりした場合に車や家の中で突然動き出すこともあるからだ。

フロリダ州に生息しているイグアナは外来種で、恐らくペットとして飼われていたものが、野生に放棄されたことで増え続けたという。もともと熱帯地域に生息する生物であるため、フロリダの温暖な気候によほど順応したのだろう。その繁殖力は凄まじく、現在では専門家の駆除を考慮されるほどの数にまでなっているという。以下は、「寒くなるのでイグアナが降ってくる」ことを放送するニュースの動画です。


冗談かと思いましたが、本当に木からイグアナが降ってくるようです。木から落ちたイグアナを可哀想に思って家に連れて帰ると、暖かい場所で我に返ったイグアナが混乱して暴れるみたいなことをニュースでは言っています。

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