新型肺炎、医療従事者15人が感染、うち1人は重症―武漢市

新型肺炎、医療従事者15人が感染、うち1人は重症―武漢市
以下は、記事の抜粋です。


中国湖北省武漢市の衛生健康委員会は1月21日、武漢市内でこれまでに医療従事者15人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

発表によると、このうち1人が重症、その他の感染者の容体は安定しているという。また、このほかに感染の疑いがある医療従事者が1人いる。いずれも隔離治療を受けているという。

中国での関心は高く、中国版ツイッター・微博の検索キーワードランキングでは21日午前10時現在、「武漢で15人の医療スタッフが新型コロナウイルスに感染」がアクセス数で2位に2倍近い差をつけてトップとなっている。

武漢市で発見された新型コロナウイルスによるとみられる肺炎は、20日現在、北京市や上海市、広東省などでも感染者を確認。国外ではタイや日本、韓国で感染者が確認されている。


感染した医療スタッフがどのような防護をしていたかはわかりませんが、下の写真のような宇宙服のようなものは来ていなかったとしても通常の医療用マスクや手袋はしていたと思います。それでも15人もの医療スタッフが感染したという事は、ヒトからヒトへの感染力はかなり高いと考えるべきだと思います。

また、昨日も書きましたが、現在までの死者が4名ということで、過去の同じコロナウイルスによる重症急性呼吸器症候群(SARS;致命率9.6%)や中東呼吸器症候群(MERS;同 34.4%)よりも毒性が低いとの見方もありますが、SARSが発生した2003年と今とを比べると中国の医療体制はまったく別次元のレベルに進歩していますので、ウイルスの毒性もかなり強い可能性があります。

以上、感染力と毒性を考えると、この新しいコロナウイルスに対してはSARSと同レベルの警戒をする必要があると思います。

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