カニの甲羅にある黒いつぶつぶは何?

カニが美味しい季節になってきました。ロシア産だと980円で活きたものが手に入ります。ところで、カニの甲羅にある黒いつぶつぶに気がついたことがありますか?これは何でしょう?

藻の一種・魚の卵・カニの卵ではありません。テレビのカニ番組で、このつぶつぶがあるほうがカニ身が多い、とかいうデマを流した局もあるそうです。

この他、●はデマ、○は正しい情報です。
● 脱皮から時間がたつとつぶが増える。
● 国産にはつぶがあるが、ロシア産にはない。
○ 茹でるとつぶが剥がれる。
○ カニビルというヒルの一種の卵である。

上の写真は茹でたものです。茹でる前のカニには下の写真のようにたくさん付いています。

カニビルというのは、「環形動物門・ヒル綱・吻テツ目」に属する標準和名「カニビル」学名”Carcinobdella kanibir”という生物です。名前はカニビルですが、カニの体液を吸って生きているわけではありません。カレイなどの魚の体液を吸って生活し、カニには卵を産むためだけに吸い付くそうです。ヒトの血を吸った例はなさそうです。

カニビルの写真はおぞましいので載せませんが、見たい方はこちらをご覧ください。新鮮な卵をつぶすと赤ちゃんカニビルが出てくるそうです(^_^;)。私はそれでもカニを食べます。

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